今回は、金融経済用語「アセットアロケーション」「ポートフォリオ」の違いと、「理想のアセットアロケーション」について考えていきたいと思います。
アセットアロケーションとは
アセットアロケーションとは、資産配分とも呼ばれ、自分の運用する資産の中で株式や債券、現金をどのような割合で投資するのかを決めることをいいます。
アセットとは「資産」、アロケーションとは「配分」という意味を持っています。資産は大きく分けて「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「金」などのグループを指します。
アセットアロケーションは、その人の資産状況・リスク許容度・運用方針・年齢などによって、適切な配分が異なります。そして、アセットアロケーションを実現するために選択した金融商品の組み合わせを「ポートフォリオ」と呼びます。
ポートフォリオとは
金融商品の組み合わせのことで、具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指します。
「ポートフォリオを組む」ということは、どのようなどのような投資信託を購入しようか、株はどの銘柄で何株購入するのか、などの検討をするという意味です。
もともとの語源は、紙ばさみや書類入れという意味で、欧米では紙ばさみに資産の明細書を保管していたことが、言葉の由来となっているそうです。
まとめ
理想のアセットアロケーションは、 その人の資産状況・リスク許容度・運用方針・年齢などによって 、適切な配分が異なります。でも、一般的には「年齢=無リスク資産」が理想とされていて、40代なら総資産のうち40%は現金や債券を持っているのが良いとされています。
特に持ち株が順調な時は、「もっと投資してみよう」と思ってしまい、リスク資産が増えがちです。購入する前に自分のアセットアリケーションを見直して、自分の運用方針から大きく外れてきていないか、定期的にみていきたいと思っています。
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