私は2017年12月~【iDeCo】で資産運用を始めました。それまでは【個人年金】と【積立定期】のみで将来のための貯蓄をしていたのですが、お金の勉強をするうちに「不安」になったからです。
私もそれまでは「運用してお金が減ってしまうぐらいなら、コツコツと銀行に預けた方がマシだ」と思っていたんですが、勉強をするうちに「運用しない方がリスクだな」と考えるようになりました。
インフレに備える
インフレとは、モノの価値がお金の価値より高くなることを指します。例えば昔は1個100円だったりんごが、今は150円になっていて、さらに将来は200円になっているかもしれません。そうやって、どんどんモノの価値は上がっていきます。
今まで月に20万円ですんでいた生活費が、5%のインフレで21万円になってしまいます。それに合わせて収入も増えれば問題ないですが、日本ではここ30年ほど会社員の給料が変わっていないことが大きな問題になっています。生活費は上がっていくのに、収入が変わらないので、若い働き盛りの世代はどんどん苦しくなっていきます。
そして金利の低い銀行に「将来のために」と思って預けているお金の価値は、どんどん下がっていきます。40歳で老後資金に1000万円貯めていても、70歳になる頃にはかなり価値が下がっています。
つまりお金の価値を減らしたくなければ、インフレ率以上にお金を増やす努力をしなくてはいけません。
そのための手段の1つが「投資」だと思います。お金を増やすこと努力をしないこともリスクだなと思うようになりました。
長生きリスク
厚生労働省によると2019年の日本人の平均寿命は、男性81歳・女性87歳だそうです。これから日本は、ますます少子高齢化が進み、年金は減り、増税で自己負担額は増えていくと思います。
老後資金もそのまま運用しながら定率で取り崩していけば、お金が減るスピードを抑えることもでき、長生きしてしまうリスクにも備えることができます。
まとめ
長期積み立てでオススメの制度が【iDeCo】と【つみたてNISA】です。金融資産は、保有期間が長いほど、価格の動きは平準化されていく傾向があり、安定したリターンが期待できます。短期的にみると、ある資産が一時的に大きく値動きするときもありますが、長期的な視点では、その値動きはあまり影響しないようになります。したがって、短期的な投資で売買取引をするよりもリスクがコントロールしやすく、安心して続けることができます。



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